BI探検ノート

Power BI で、カードの値が「--」になるときに「0」を表示する方法(+ 0 と、表への影響)

約3分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 何が起きたか
  2. 直し方: 「+ 0」を足す
  3. 注意: 表やグラフでは、全部の行が 0 で出る
  4. この記事で確認できたこと・できていないこと
  5. 公式ドキュメントとの照合(2026年10月21日)

確認日2026年10月20日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーのデータを使って確かめました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

データがない条件のとき、カードの値が「—」になる。「0」と表示したいときは、メジャーに「+ 0」を足す方法があります。ただし、表やグラフでは、副作用が出ました。

結論(30秒版)

  • 値が空白のカードは、「(空白)」ではなく、「—」と表示されました。
  • メジャーの最後に「+ 0」を足すと、カードは「0」になりました。
  • ただし、同じメジャーを、店舗ごとの表に入れると、データのない店舗も含めて、全部の行が 0 で出ました。 「+ 0」なしのメジャーでは、行が1つも出ませんでした。

何が起きたか

ダミーの売上(渋谷・新宿・梅田)で、存在しない店舗「品川」の売上を、メジャーで作りました(常に空白になります)。

売上品川 = CALCULATE ( SUM ( sales4[売上] ), sales4[店舗] = "品川" )

カードに入れると、値は、「(空白)」ではなく、「—」と表示されました。

カードの表示。見出し「売上品川」の下に、値の代わりに「--」が出ている

直し方: 「+ 0」を足す

メジャーの最後に、+ 0 を足します。

売上品川0 = CALCULATE ( SUM ( sales4[売上] ), sales4[店舗] = "品川" ) + 0

カードは、「0」と表示されました。

カードの表示。見出し「売上品川0」の下に「0」が出ている

注意: 表やグラフでは、全部の行が 0 で出る

同じメジャーを、店舗ごとの表に入れました。

  • 「+ 0」あり: 渋谷 0、新宿 0、梅田 0、合計 0 と、全部の店舗の行が出ました。

店舗ごとの表。売上品川0 が、渋谷、新宿、梅田のすべての行で 0、合計も 0

  • 「+ 0」なし(空白のまま): 表には、見出しだけが出て、行が1つも出ませんでした(すべて空白の行は、非表示になります)。

売上品川を入れた表。見出しだけで、行が出ていない

つまり、「+ 0」にすると、カードの空白は 0 になりますが、表やグラフでは、データのない項目も、0 として出ます。使う場所に合わせて、使い分ける必要があります。

この記事で確認できたこと・できていないこと

確認日: 2026年10月20日。Power BI Desktop(Windows、日本語版、2.159.883.0、未サインイン)、ダミーのデータ30行(新しいカードのビジュアル)。

確認できたこと

  • 値が空白のカードが、「—」と表示されること
  • 「+ 0」で、カードが「0」になること
  • 表に入れると、「+ 0」ありは全行が 0 で出て、なしは行が出ないこと

確認できていないこと

  • IF、ISBLANK、COALESCE などで、空白を 0 にする方法との違い
  • 「—」の表示を、書式で変える方法
  • 古いカードのビジュアルでの表示
  • 公式ドキュメントとの完全な照合(下の「公式ドキュメントとの照合」は、関連ページを2026年10月21日に確認した範囲です)
  • 英語版での名称

公式ドキュメントとの照合(2026年10月21日)

  • Microsoft の「Avoid converting BLANKs to values」は、意味のある値を返せないときは、メジャーが BLANK を返すことを推奨しています。BLANK を値に変えると、表示される行が増える点は、この記事の確認と同じ方向です。
  • 「Show items with no data in Power BI」は、既定では、メジャーが空白の行や列は表示されないと説明しています。
  • カードの空白が「—」と表示されることは、上記のページには書かれていません。この記事の実機の確認だけが根拠です。

この記事で使った用語

Power BI Desktop
Windows で動く、レポートを作るためのアプリです。データの取り込みとモデルの作成、レポートの作成に向いています。

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