BI探検ノート

Power BI で「循環依存が検出されました」と出るときの直し方(✕ で取り消しても式は残ります)

約3分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 何をしたか(再現の手順)
  2. 出たエラー
  3. ✕ で取り消しても、式は残る
  4. 直し方
  5. 確認したこと・していないこと

確認日2026年10月20日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーのデータを使って、実際に再現しました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

計算列の数式を入力したら、数式バーの下に、黄色い帯で「循環依存が検出されました」と出た。2つの列が、お互いを使って計算しようとすると、出るエラーです。

結論(30秒版)

  • 原因は、列Aが列Bを使い、列Bが列Aを使う、という、堂々巡りの数式でした。
  • ✕ で取り消しても、確定した数式は、残りました。 列に ⚠ が付いたままになります。
  • 直すには、その列を選んで、数式を、循環しない式に書き換えます。私の例では、A列 = 1 に戻すと、黄色い帯も ⚠ も消えました。

何をしたか(再現の手順)

店舗(stores)のテーブルに、計算列を2つ作りました。

  1. A列 = 1
  2. B列 = [A列] + 1
  3. A列を選び、数式を A列 = [B列] + 1 に書き換えて、Enter を押しました。

出たエラー

数式バーの下の、黄色い帯に、次のように出ました。

  • 「循環依存が検出されました: stores[A列], stores[B列], stores[A列]。」

数式バー。A列 = [B列] + 1 の下の黄色い帯に「循環依存が検出されました: stores[A列], stores[B列], stores[A列]。」

エラーに出る、列の名前の並び(A列、B列、A列)が、ぐるっと一周した道すじです。

✕ で取り消しても、式は残る

✕ を押して、入力を取り消しても、循環した数式は、残りました。 データペインで、A列を、もう一度クリックすると、数式バーに A列 = [B列] + 1 が出て、同じ黄色い帯が出ます。データペインの A列には、⚠ のマークが付いたままです(B列には付きません)。

データペインの stores。A列の横に、赤い警告の三角が付いている

「取り消したのに、直らない」と感じたら、この状態です。Enter で確定した式は、✕ では、元に戻りませんでした(Enter を押さずに、✕ だけを押した場合は、試していません)。

直し方

  1. データペインで、A列を選びます。
  2. 数式バーで、循環しない式に書き換えて、Enter を押します。私の例では、A列 = 1 です。

黄色い帯が消えて、データペインの ⚠ も消え、データ型が「整数」に戻りました。B列は、触っていないのに、再計算されて、2 になりました(5行とも、A列が 1、B列が 2)。

テーブルビュー。A列が1、B列が2で、5行とも同じ

実際のレポートでは、どちらの列が、何を元に計算されるべきか(どちらが「もと」の列か)を、決めて、片方の参照を、外すことになります。この記事の例は、単純な数式で、動きを確かめたものです。

確認したこと・していないこと

確認日: 2026年10月20日。Power BI Desktop(Windows、日本語版、2.159.883.0、未サインイン)、ダミーの5行。

確認できたこと

  • 2つの計算列が、お互いを参照すると、このエラーが出たこと(文言は上のとおり)
  • ✕ で取り消しても、確定した数式と ⚠ が、残ったこと
  • 片方を循環しない式に直すと、エラーと ⚠ が消えたこと

確認できていないこと

  • 3つ以上の列の循環、メジャー同士の循環
  • Enter を押さずに ✕ だけを押した場合の動き
  • 英語版での文言
  • Microsoft Learn の記載との照合(この記事の文言は、私の画面のものです)

この記事で使った用語

Power BI Desktop
Windows で動く、レポートを作るためのアプリです。データの取り込みとモデルの作成、レポートの作成に向いています。

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