BI探検ノート

Power BI のマトリックスで「1月」が January になるときの直し方

約3分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 1. マトリックスを作る
  2. 2. 「January」になった(日付として読まれた)
  3. 3. 原因: Power Query の「変更された型」
  4. 4. 直し方: ステップを削除して、売上の型だけ戻す
  5. 確認していないこと

確認日2026年10月26日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーの CSV(sales_stores_months.csv、30行: 店舗、月、売上。店舗は 10、月は 1月〜3月)を使いました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

店舗ごとの売上を、月ごとに、横に並べた表(クロス集計)を、マトリックスで作りました。その途中で、CSV の「1月」が、日付として読まれる、という出来事がありました。実機で確かめた手順です。

結論(30秒版)

  • 「マトリックス」のビジュアルには、行・列・値の欄があります。「店舗」を行、「月」を列、「売上」を値に入れると、店舗×月の表ができました(合計は 62,900)。
  • ただし、CSV の「月」の列(「1月」「2月」「3月」)は、日付として読まれ、列に入れると、「January」「February」「March」(年・四半期・月の階層)になりました。
  • Power Query で、「変更された型」のステップを削除すると、「月」は、「1月」の文字に戻りました。そのとき、売上も文字になったので、売上の列だけ、型を「整数」に戻しました。

1. マトリックスを作る

「店舗」「月」「売上」にチェックを入れ、ビジュアルを「マトリックス」にします(テーブルの、右隣のアイコンです)。ビルドの欄には、「行」「列」「値」が並びます。

マトリックスの、ビルドの欄。行、列、値が並んでいる

チェックを入れた順に、「月」が行、「店舗」が列に、自動で入りました。欄の中で、ドラッグして入れ替えると、「店舗」が行、「月」が列になりました。

店舗を行、月を列にしたマトリックス。1月、2月、3月が列に並び、右端と下に合計が出る

2. 「January」になった(日付として読まれた)

はじめに、「月」を列に入れたときは、列が、「年(2026)」「四半期(1)」「January」「February」「March」の階層に、なりました。

マトリックス。年 2026、四半期 1、January、February、March と、階層で並んでいる

3. 原因: Power Query の「変更された型」

「データの変換」で、Power Query エディターを開くと、「適用したステップ」の「変更された型」で、「月」が日付(type date)に、変えられていました。

Power Query エディター。数式バーに、月を type date に変える式が出ている。月の列は、2026/01/01 の形

4. 直し方: ステップを削除して、売上の型だけ戻す

「変更された型」のステップを、削除(ステップの「×」)すると、「月」が「1月」「2月」「3月」の文字に、戻りました。ただし、売上も、文字(ABC)に戻りました。売上の列を選び、「データ型」を「整数」に変えると、新しい「変更された型」のステップが、できて、売上だけが、整数になりました。「月」は、文字のままです。

Power Query エディター。月は文字(1月、2月、3月)、売上は整数。数式バーに、売上だけを Int64.Type にする式が出ている

「閉じて適用」を押して、マトリックスを作り直すと、列が、「1月」「2月」「3月」の順で並びました(上の、最初の画像です)。

確認していないこと

  • 「月」を文字のまま使うと、並び順が、1月、10月、11月、12月、2月…と、なる場合があります(別の記事、月名が10月から並ぶときを見てください)。この CSV は、1月〜3月だけなので、この点は、確かめていません。
  • CSV を読み込む前に、プレビュー画面で、型の判定を、変える方法(「データ型検出」の設定)は、試していません。
  • 「行の小計」「列の小計」のオン・オフ(マトリックスの合計の消し方)は、別の記事に、書きました。この記事では、確かめていません。
  • 展開・折りたたみ(⊞/⊟)の細かい動きは、確かめていません。