BI探検ノート

BI の前処理とは?Power BI の Power Query でできること(やりたいこと別の一覧)

約6分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 前処理で、何をするのか
  2. Power Query とは(公式の記載)
  3. やりたいこと別の一覧
  4. 前処理で気をつけること(上の記事で、実機で確かめたこと)
  5. まだ確かめていないこと
  6. 参考

確認日2026年10月27日。公式の記載は Microsoft Learn(「What is Power Query?」など)から、実機で確かめた内容は、各記事の確認日・画面のバージョンに従います。

「BI の前処理」とは、グラフや表を作る前に、元のデータを、使える形に整える作業のことです。この記事では、Power BI の場合に何をするのか、どの道具を使うのかを、やりたいこと別にまとめます。

結論(30秒版)

  • Power BI では、前処理は、主に Power Query で行います。Power BI Desktop では、ホームの「データの変換」から開きます(公式の記載)。
  • Power Query で行った変換は、手順(ステップ)として記録され、元のデータは変更されません。データが更新されたとき、同じ手順で、やり直せます(公式の記載)。
  • 下の一覧は、私が実機で確かめた手順の記事です。「何が起きたか」と「どう直したか」が分かるものだけを集めました。

前処理で、何をするのか

BI ツールに読み込んだ直後のデータは、そのままだと、使いにくいことがよくあります。たとえば次のようなものです。

  • CSV の先頭にタイトルや日付の行がある。
  • 数字の列が、「1,200円」のような文字を含んで、文字列になっている。
  • 空白の行や、重複した行がある。
  • 日付が、数字や文字列になっている。
  • 横に並んだ表(月が列になっている)を、縦の表にしたい。

こうしたものを、グラフを作る前に、直す作業が前処理です。直し方は、Power BI では、画面の操作で選べます。

Power Query とは(公式の記載)

Microsoft Learn では、Power Query を、次のように説明しています。

  • データに接続して、形を整え、その変換の手順を、更新できるクエリとして保存する。
  • 画面のボタンやメニューで操作でき、コードを書かなくても使える。操作すると、裏で M 言語のコードが自動で作られる。
  • 変換は「適用したステップ」として記録される。元のデータは変更しない。
  • 変換には、列の削除、行のフィルター、1行目をヘッダーにする、といった簡単なものから、マージ、グループ化、ピボット、ピボット解除のような高度なものまである。

Power BI Desktop で開くには、ホームタブの「データの変換」を選びます(公式の記載)。

やりたいこと別の一覧

次の記事は、私が実機(Power BI Desktop、ダミーのデータ)で、手順と結果を確かめたものです。

読み込んだ直後の形を直す

型と値を直す

行・列を整える

形を変える・つなぐ

前処理で気をつけること(上の記事で、実機で確かめたこと)

  • 黙って消える・黙って切れることがあります。型変換で Error になった行や、区切りで分割したときの余りの部分は、警告なしに、グラフや表から消えました。変換のあとは、行数と合計を、元のデータと見比べると安全です。
  • 型を変えると、ほかが連動して変わることがあります。null を 0 に置き換えたとき、列の型が変わりました。
  • 作業の手順は、「適用したステップ」に残ります。変なところで、止まったら、ステップを1つずつ戻して、確かめられます。

まだ確かめていないこと

  • Power Query Online(Dataflow など)での操作。
  • データの更新の予約(Power BI サービス)。
  • 大きなデータ(数十万行以上)での速さ。

参考