BI探検ノート

Power BI で、CSV が文字化けしたときの直し方(「元のファイル」を変える)

約5分

目次
  1. 化けたときの見た目
  2. 直し方1: 読み込む前に、プレビューで直す
  3. 直し方2: 読み込んだあとに気づいたとき
  4. 公式の記載
  5. この記事で確認できたこと・できていないこと
  6. 参考

確認日2026年10月19日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーの CSV を使って確かめました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

CSV を読み込んだら、日本語の列が「�X��」のような文字になった。プレビューの画面で、文字コードを選び直すと、直せます。

結論(30秒版)

  • 読み込む前のプレビューで、「元のファイル」(文字コード)を選び直します。Shift-JIS の CSV なら「932: 日本語 (シフト JIS)」、UTF-8 なら「65001: Unicode (UTF-8)」です。
  • 読み込んだあとに気づいたときは、Power Query の「ソース」の歯車から、同じ項目を変えられます。ただし、そのあと「変更された型」のステップが失敗することがあり、そのステップの削除が必要でした。
  • 私の環境(日本語の Windows)では、Shift-JIS も UTF-8 も、自動で正しく判定されて、化けませんでした。化けるのは、判定が外れたときと考えられますが、その条件は再現できていません。

化けたときの見た目

Shift-JIS で保存した CSV(店舗名・商品名・売上の10行のダミー)を、「データを取得」の「テキスト/CSV」で開きました。プレビューの上には、「元のファイル」「区切り記号」「データ型検出」の3つの選択欄があります。

私の環境では、「元のファイル」は、自動で「932: 日本語 (シフト JIS)」が選ばれ、化けませんでした。化けた状態を作るために、「元のファイル」を、手で「65001: Unicode (UTF-8)」に変えました。すると、日本語の列が、すべて化けました(数字の列は、化けません)。

プレビューの画面。「元のファイル」が「65001: Unicode (UTF-8)」で、日本語の2列が「�X��」のような文字になっている。売上の数字は読める

直し方1: 読み込む前に、プレビューで直す

  1. プレビューの「元のファイル」を開きます。
  2. 文字コードを選びます。リストには、「932: 日本語 (シフト JIS)」「65001: Unicode (UTF-8)」「51932: 日本語 (EUC)」「50220: 日本語 (JIS)」などがあります。
  3. プレビューが、正しい日本語になったことを確認して、「読み込み」(または「データの変換」)を押します。

「元のファイル」のリストを開いた画面。「932: 日本語 (シフト JIS)」が選ばれ、そのほかの文字コードが並んでいる

どの文字コードか分からないときは、日本語のシステムで作った CSV なら、まず「932: 日本語 (シフト JIS)」、Excel の「CSV UTF-8」や、多くのツールの書き出しなら、「65001: Unicode (UTF-8)」を、試します(私の経験則で、公式の説明ではありません)。

直し方2: 読み込んだあとに気づいたとき

「データの変換」で、Power Query エディターを開きます。

  1. 「適用したステップ」の「ソース」の、右の歯車を押します。
  2. 「コンマ区切り値」のダイアログの、「元のファイル」を変えて、OK を押します。

ソースの編集ダイアログ。「元のファイル」が「65001: Unicode (UTF-8)」で、その上に「形式を指定してファイルを開く」、下に「改行」と「区切り記号」の欄がある

数式バーの、Csv.Document(...) の中の Encoding=65001 が、Encoding=932 に変わります。「ソース」のテーブルは、正しい日本語になりました。

「変更された型」が失敗したら

私の環境では、このあと「変更された型」のステップが、次のエラーで失敗しました。

Expression.Error: テーブルの列 ‘�X��’ が見つかりませんでした。

「変更された型」の数式バーとエラーの表示。化けた列名を参照していて、「テーブルの列 '�X��' が見つかりませんでした」と出ている

化けていた列名を、ステップの数式が覚えていたためと考えられます。「変更された型」のステップを、×で削除すると、「昇格されたヘッダー数」のテーブルが、正しい列名(店舗・商品名・売上)で表示されました。

「変更された型」を削除したあとのテーブル。列名は店舗、商品名、売上で、日本語が正しく表示されている

型(売上を整数にする、など)は、改めて設定が必要です。

公式の記載

Microsoft Learn(日本語版の Text/CSV コネクタ)には、次の説明があります。

  • 「ファイルの元」(私の画面では「元のファイル」)のドロップダウンで、ファイルを作るのに使われた文字セットを選べます。
  • 非構造化テキストの節に、「現在、文字セットは推論されず、UTF-8 は UTF-8 BOM で始まる場合にのみ推論されます」とあります。
  • ソースのステップを編集する(歯車)と、読み込み時とは、少し違うダイアログになります。

私の環境では、BOM のない UTF-8 の CSV も、「65001: Unicode (UTF-8)」と判定されて、化けませんでした。公式の説明と、私の観察との間に、差があります。理由は、確認していません。

この記事で確認できたこと・できていないこと

確認日: 2026年10月19日。Power BI Desktop(Windows、日本語版、2.159.883.0、未サインイン)、ダミーの CSV 10行(Shift-JIS、UTF-8、UTF-8 BOM 付き、先頭250行が英数字のものを含む)。

確認できたこと

  • 日本語の Windows では、Shift-JIS、UTF-8(BOM あり・なし)は、自動で正しい文字コードが選ばれ、化けなかったこと
  • 「元のファイル」を手で誤った値にすると、日本語の列が化けること
  • プレビューで「元のファイル」を戻すと直ること
  • 読み込んだあとは、「ソース」の歯車から直せること。そのあと「変更された型」が失敗し、削除で直ったこと

確認できていないこと

  • 文字化けが、自然に起きる条件(ほかの PC の地域設定、英語版の Windows、判定が外れるファイル)
  • 「変更された型」を削除して、型を作り直したあとの「閉じて適用」の結果
  • Excel の「CSV UTF-8」で保存したファイルでの動き
  • ほかのバージョンや、英語版での名称

参考

この記事で使った用語

Power BI Desktop
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