BI探検ノート

Power Query で日時の列から日付だけを取り出す方法

約5分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 前提
  2. 方法1: 「日付のみ」
  3. 方法2: データ型を「日付」に変える
  4. どちらを使うか
  5. 公式の記載との照合
  6. この記事で確認できたこと・できていないこと
  7. 参考

確認日2026年10月24日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーの CSV を使って確かめました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

注文日時のような列に、時刻まで入っていると、「日ごとの売上」を出すときに、時刻が邪魔になります(秒まで違うと、別の値として数えられるため)。Power Query で、日付だけにする方法は、2つありました。どちらも確かめました。

結論(30秒版)

  • 日時の列を選んで、「変換」タブの「日付」→「日付のみ」を押すと、時刻が消えて、日付だけの列になりました(型は「日付」)。
  • データ型を「日時」から「日付」に変えても、同じ結果でした。
  • 23:59:59 の行も、翌日にならず、同じ日(10/03)のままでした。切り上げではなく、時刻を切り捨てています。

前提

ダミーの CSV(UTF-8)を、Power Query エディターで開きました。列は、「注文日時」「店舗」「金額」です。注文日時は、「2026/10/03 18:45:30」のような形で、型は「日付/時刻」(列の名前の左のアイコンで分かります)でした。6行あり、5行目は「2026/10/03 23:59:59」、6行目は「2026/10/04 10:00:00」です。

読み込んだ表。注文日時の列は、2026/10/01 09:30:15、2026/10/01 14:05:42、2026/10/02 11:20:00、2026/10/03 18:45:30、2026/10/03 23:59:59、2026/10/04 10:00:00。店舗や金額の列もある

方法1: 「日付のみ」

  1. 「注文日時」の見出しを押して、列を選びます。
  2. 「変換」タブの「日付」(日付と時刻の列のグループ)を押します。メニューには、「期間」「日付のみ」「解析」「年」「月」「四半期」「週」「日」「日付と時刻の組み合わせ」「最も早い」「最も遅い」が並んでいました。
  3. 「日付のみ」を選びます。

注文日時の列が、2026/10/01、2026/10/01、2026/10/02、2026/10/03、2026/10/03、2026/10/04 になり、時刻が消えました。ステップは、「抽出された日付」です。

日付のみにした表。注文日時の列は、2026/10/01、2026/10/01、2026/10/02、2026/10/03、2026/10/03、2026/10/04

式は、次のとおりです。

Table.TransformColumns(変更された型1, {{"注文日時", DateTime.Date, type date}})

数式バー。Table.TransformColumns で、注文日時の列に DateTime.Date を使い、型を date にしている

5行目の「2026/10/03 23:59:59」は、2026/10/03 のままでした(翌日の10/04にはなりません)。

方法2: データ型を「日付」に変える

「抽出された日付」のステップを削除して、もう一度、「注文日時」の列を選びました。「変換」タブの「データ型: 日付/時刻」のメニューから、「日付」を選びました。メニューには、「10進数」「固定小数点数」「整数」「パーセンテージ」「日付/時刻」「日付」「時刻」「日付/時刻/タイムゾーン」「期間」「テキスト」「True/False」「バイナリ」が並んでいました。

結果は、方法1と同じで、日付だけの列になりました。式は、Table.TransformColumnTypes(…, {"注文日時", type date}) の形で、既存の「変更された型」のステップに、まとまりました。

どちらを使うか

どちらも、時刻が消えるので、結果は同じでした。違いは、ステップの名前です。「日付のみ」は、「抽出された日付」という、別のステップができます。型の変更は、「変更された型」に入るため、あとから見たときに、日付を取り出したと分かりにくいかもしれません。これは、私の感想です。

時刻も残したいときは、元の「注文日時」の列を残して、「列の追加」タブから、日付だけの列を、別に足します。この方法は、確かめていません。

公式の記載との照合

Microsoft Learn(英語版、確認日 2026年10月24日)と、私の観察を、突き合わせました。

  • DateTime.Date: 日付、日時、タイムゾーン付きの日時から、日付の部分を返す、と書かれています。例は、#datetime(2010, 12, 31, 11, 56, 02) から #date(2010, 12, 31) です。式の中で使われた関数と、動きが合っています。
  • Date.From: 日時の値を渡すと、その日付の部分を返す、と書かれています(型を「日付」に変える方法に近い動きです)。私の観察(時刻が消える)と合っています。

この記事で確認できたこと・できていないこと

確認日: 2026年10月24日。Power BI Desktop(Windows、日本語版、2.159.883.0、未サインイン)、ダミーの CSV 6行。

確認できたこと

  • 「日付のみ」で、時刻が消え、型が「日付」になること(式は DateTime.Date)
  • データ型を「日付」にしても、同じ結果になること
  • 23:59:59 の行が、翌日にならないこと

確認できていないこと

  • 日付と時刻が、別々の列に入っている場合
  • テキストとして入っている日時(型が「テキスト」)を、日付にする場合
  • 西暦以外の表記や、英語の月名の日時
  • タイムゾーン付きの日時(「日付/時刻/タイムゾーン」)
  • 日ごとの集計(グラフ)にしたときの見え方
  • Power BI サービスでの動作、英語版での名称

参考

この記事で使った用語

Power BI Desktop
Windows で動く、レポートを作るためのアプリです。データの取り込みとモデルの作成、レポートの作成に向いています。

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