BI探検ノート

Power BI で、フォルダー内の複数の CSV を1つにまとめる方法(「データの結合と変換」)

約5分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 手順
  2. 結果
  3. ファイルを足して、更新する
  4. 公式の記載との照合
  5. この記事で確認できたこと・できていないこと
  6. 参考

確認日2026年10月20日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーの CSV を使って確かめました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

月ごとに分かれた、同じ形式の CSV(1月、2月、3月…)を、1つの表にまとめたい。「データを取得」の「フォルダー」で、できました。ファイルを足して、更新すると、反映されました。

結論(30秒版)

  • 「データを取得」の一覧から「フォルダー」を選んで、フォルダーのパスを指定し、「結合」▾の「データの結合と変換」を押すと、1つの表になりました。
  • 結合した表には、「Source.Name」(ファイル名)の列が付き、「ヘルパー クエリ」が3つできました。
  • フォルダーにファイルを足して、更新すると、足したファイルも反映されました(合計 18800)。

手順

ダミーの CSV(sales_jan.csv、sales_feb.csv、sales_mar.csv)を、1つのフォルダーに置きました。どれも「店舗」「売上」の2列で、4行です。

  1. 「データを取得」を開いて、一覧から「フォルダー」を選び、「接続」を押します。
  2. ダイアログ「フォルダー」の「フォルダー パス」に、フォルダーの場所を入れて、OK を押します。
  3. フォルダーの中のファイルが、一覧で出ます(Name、Extension、Date modified などの列)。「結合」▾を押します。

フォルダーのプレビュー。ファイルの一覧(Content、Name、Extension、Date accessed など)と、下に「結合」「読み込み」「データの変換」のボタン

  1. 「結合」▾のメニューに、「データの結合と変換」と「結合および読み込み」があります。「データの結合と変換」を選びます。

「結合」▾のメニュー。「データの結合と変換」と「結合および読み込み」が並んでいる

  1. 「ファイルの結合」のダイアログが出ます。「サンプル ファイル」(最初のファイル)、「元のファイル」(65001: Unicode (UTF-8))、「区切り記号」(コンマ)、「データ型検出」(最初の200行に基づく)、「エラーのあるファイルをスキップする」のチェックがあります。OK を押します。

「ファイルの結合」のダイアログ。サンプル ファイルが「最初のファイル」で、元のファイル、区切り記号、データ型検出の選択と、プレビューに店舗と売上の4行が出ている

結果

Power Query エディターに、結合した表「folder」が出ました。列は、「Source.Name」(ファイル名)、「店舗」、「売上」で、3ファイルぶんの12行でした。

結合した表。Source.Name、店舗、売上の列があり、sales_feb.csv、sales_jan.csv、sales_mar.csv の行が並んでいる

左のクエリの一覧には、「ヘルパー クエリ」(サンプル ファイル、パラメーター1、ファイルの変換の3つ)ができました。これらは、結合のために、自動で作られたものです。

ファイルを足して、更新する

フォルダーに、sales_apr.csv(4行)を足して、「プレビューの更新」を押すと、16行になりました。「閉じて適用」で読み込んで、ファイル名ごとの売上の合計を、表にすると、足したファイルも入っていました(合計 18800)。

ファイル名ごとの売上の合計の表。sales_apr.csv 5600、sales_feb.csv 4400、sales_jan.csv 4000、sales_mar.csv 4800、合計 18800

公式の記載との照合

Microsoft Learn(日本語版)「ファイルの結合の概要」(確認日 2026年10月20日)と、私の観察を、突き合わせました。

  • 前提: 公式には、同じスキーマ(同じ列)を持つ複数のファイルを、1つの論理テーブルに結合できる、同じファイルの種類と構造であれば、フォルダー内のすべてのファイルを簡単に結合できる、と書かれています。この記事のダミーは、同じ形式でした。
  • サンプル ファイル: 公式では、サンプル ファイル(既定は、一覧の最初のファイル)を分析して、使うコネクタ(CSV なら、テキスト/CSV)を決める、別のファイルを使うなら、「サンプル ファイル」のドロップダウンで選べる、「エラーのあるファイルをスキップする」も選べる、とされています。私が見たダイアログの項目と、合っています。
  • 自動で作られるもの: 公式では、サンプル クエリと、それをパラメーター化する関数クエリが作られ、「ヘルパー クエリ」グループに、並ぶ、とされています。私の観察(ヘルパー クエリが3つ)と、合っています。サンプル クエリを変更すると、関数クエリに反映される、という説明もあります。
  • ファイルの一覧を絞る: 公式では、結合の前に、ファイルの一覧を、拡張子やフォルダー パスで、絞り込むことが、勧められています。この記事では、確認していません。
  • 注意: 公式では、列の名前や型に影響する変更をしたときは、出力クエリの最後の手順を確認する、「列の種類の変更」のステップを足すと、テーブルが見えなくなるエラーが出ることがある、と書かれています。

この記事で確認できたこと・できていないこと

確認日: 2026年10月20日。Power BI Desktop(Windows、日本語版、2.159.883.0、未サインイン)、ダミーの CSV(同じ形式、各4行)。

確認できたこと

  • 「データを取得」の一覧に「フォルダー」があること
  • 「結合」▾の「データの結合と変換」で、1つの表になること(Source.Name の列が付く)
  • ヘルパー クエリが、自動でできること
  • ファイルを足して更新すると、反映されること

確認できていないこと

  • ファイルの形式(列)が、違うときの動き
  • サブフォルダーの中のファイル
  • Excel ファイルを、フォルダーから結合する場合
  • Power BI サービスでの更新
  • 英語版での名称

参考

この記事で使った用語

Power BI Desktop
Windows で動く、レポートを作るためのアプリです。データの取り込みとモデルの作成、レポートの作成に向いています。

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