BI探検ノート

Power BI で、データの更新が「ファイルが見つかりませんでした」になるときの直し方

約4分

目次
  1. 何が起きたか
  2. 直し方1: データ ソース設定で、ファイルの場所を変える
  3. 直し方2: Power Query エディターで直す
  4. 予防: パスを1か所にまとめる(入口だけ確認)
  5. この記事で確認できたこと・できていないこと

確認日2026年10月19日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーの CSV を使って確かめました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

読み込み元の CSV を、別のフォルダーに移したら、Power BI の「更新」で、エラーになった。パスを書き換えれば、直ります。

結論(30秒版)

  • 読み込んだときの「ファイルの場所」が、レポートの中に、そのまま入っています。ファイルを移す・名前を変えると、「更新」で見つからなくなります。
  • 直すには、ホームの「データの変換」の▾から、「データ ソース設定」を開いて、ソースを選び、「ソースの変更…」でファイルの場所を書き換えます。
  • 更新が失敗しても、レポートの表は、前のデータのまま表示されました。画面にエラーの印は出なかったので、気づきにくいです(確認した範囲)。

何が起きたか

ダミーの CSV(店舗・売上の5行)を読み込んで、表を置きました。そのあと、CSV を別のフォルダー(moved)に移して、ホームの「更新」を押しました。

ダイアログ「最新の情報に更新」が出ました。項目は「data」で、次のメッセージです。

File or Folder: ファイル ‘C:\Temp\pbi_refresh\data.csv’ が見つかりませんでした。

ボタンは、「閉じる」の1つだけでした。

「最新の情報に更新」のダイアログ。項目「data」に警告のマークがあり、ファイルが見つかりませんでした、と出ている。ボタンは「閉じる」だけ

「閉じる」を押したあとも、レポートの表は、更新前のまま(5行、合計 5050)で、エラーを示す表示は、画面に出ませんでした。更新が失敗したことに、気づかないまま使ってしまうおそれがあります。

直し方1: データ ソース設定で、ファイルの場所を変える

  1. ホームの「データの変換」の下向きの矢印(▾)を押します。
  2. 「データ ソース設定」を選びます。

「データの変換」の▾のメニュー。「データの変換」「データ ソース設定」「パラメーターの編集」(灰色)「変数の編集」(灰色)が並んでいる

  1. 「データ ソース設定」のダイアログの一覧で、直したいソース(CSV のパス)を選びます。
  2. 下の「ソースの変更…」を押します。

「データ ソース設定」のダイアログ。一覧に CSV のパスがあり、下に「ソースの変更...」「PBIDS のエクスポート」「アクセス許可の編集...」「アクセス許可のクリア」のボタンがある

ソースを選ばずに押すと、私の環境では、開きませんでした。

  1. 「コンマ区切り値」のダイアログが開きます。「ファイル パス」を、新しい場所に書き換えて、「OK」を押します。

「コンマ区切り値」のダイアログ。「ファイル パス」の欄と、「形式を指定してファイルを開く」「元のファイル」「改行」「区切り記号」の項目がある

  1. 「データ ソース設定」を閉じて、ホームの「更新」を押します。

移動したファイルに、1行足してから更新すると、エラーが出ず、表が6行(合計 5750)に変わりました。更新が成功したことが、これで確認できます。

直し方2: Power Query エディターで直す

もう一度、ファイルを別の場所に移して、同じエラーを出しました。

  1. ホームの「データの変換」(上のボタン)で、Power Query エディターを開きます(別のウィンドウで開きます)。
  2. 右の「適用したステップ」の、「ソース」の歯車を押します。同じ「コンマ区切り値」のダイアログが開くので、パスを書き換えて、「OK」を押します。
  3. エラーが消えたら、ホームの「閉じて適用」を押します。

数式バーには、Csv.Document(File.Contents("…\data.csv"), …) のように、ファイルの場所が書かれています。この中のパスを、直接書き換えても、同じことになります(画面で確認したのは、歯車からの変更です)。

パスを直したあとの Power Query エディターの表。店舗と売上の列に、6行のデータが表示されている

予防: パスを1か所にまとめる(入口だけ確認)

ファイルの場所を、何か所かで使っていると、直す場所が増えます。Power Query エディターの、ホームの「パラメーターの管理」に、「パラメーターの管理」と「新しいパラメーター」があることは、確認しました。パラメーターで、パスを1か所にまとめる方法は、この記事では、作って確かめていません。

この記事で確認できたこと・できていないこと

確認日: 2026年10月19日。Power BI Desktop(Windows、日本語版、2.159.883.0、未サインイン)、ダミーの CSV 5行。画面や名称は、バージョンで変わることがあります。

確認できたこと

  • CSV を移すと、「更新」で、「ファイルが見つかりませんでした」のエラーになること(メッセージの原文)
  • 更新が失敗しても、レポートの表は前のデータのままで、画面に、エラーを示す表示が出なかったこと
  • 「データ ソース設定」の「ソースの変更…」と、Power Query の「ソース」の歯車で、パスを直せたこと
  • 直したあとの更新で、追加した行が反映されたこと

確認できていないこと

  • Power BI サービスでの更新、スケジュール更新、ゲートウェイでの動き
  • Excel ファイル(.xlsx)を移したときの動き
  • ファイル名を変えたときの動き(同じ種類のエラーになる、と推測しています)
  • パラメーターで、パスを管理した場合の動き
  • 公式ドキュメントとの照合(この記事では、していません)
  • ほかのバージョンや、英語版での名称

この記事で使った用語

Power BI Desktop
Windows で動く、レポートを作るためのアプリです。データの取り込みとモデルの作成、レポートの作成に向いています。

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