Power BI で、累計と年初来を出す方法(CALCULATE と TOTALYTD の違い)
濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています確認日2026年10月20日。
Power BI Desktop(日本語版、 2.159.883.0)で、 ダミーの データを 使って 確かめました。 確認できていない ことは、 末尾に まとめました。
売上の
結論
(30秒版)
- 累計は
CALCULATE([売上合計], FILTER(ALL('日付テーブル'), '日付テーブル'[Date] <= MAX('日付テーブル'[Date])))、年初来は TOTALYTD([売上合計], '日付テーブル'[Date])で出ました。 - 年初来は、
年が 変わると (2026年1月に )リセットされました。 累計は、 リセットされず、 増え続けました。 - どちらも、
データの ない 期間(2026年4月以降 )まで、 線が 水平に 伸びました。
前提
日付テーブルを売上合計 = SUM(sales3[売上]) を
練習用の CSV で、はじめから作る(画面つき)
練習問題のsales_yoy.csv)で、sales_yoy です。
1. 売上累計の
![]()
2. 売上年初来の
![]()
3. 表に

手順
「新しい
売上累計 =
CALCULATE (
[売上合計],
FILTER (
ALL ( '日付テーブル' ),
'日付テーブル'[Date] <= MAX ( '日付テーブル'[Date] )
)
)

売上年初来 = TOTALYTD ( [売上合計], '日付テーブル'[Date] )

折れ線グラフの、

結果の読み方
- 売上累計: 2025年は
右上がりで、 約 61.5K。 2026年3月までで、 約 75.9K に なりました。 - 売上年初来: 2026年1月に、
値が 下がって (リセット)、 3月までで、 約 14.4K に なりました。 - 2025年は、
2つが に同じ 値 なります (ツールチップの 2025/03/05 で、 どちらも 9021)。 年初が、 データの 最初と 一致している ためです。 - データの
ない : 2026年4月〜12月は、期間 売上が ないのに、 どちらの 線も、 水平に 伸びました。 日付テーブルが、 2026年12月まである ためです。
線を、
公式の記載との照合
Microsoft Learn(日本語版)の
- 年累計: 公式では、
現在の コンテキストの、 年累計値を 評価する 関数、と 説明されています。 年が 変わると リセットされた、 私の 観察と 合っています。 - 年の
終わり : 公式では、4つ目の 引数 year_end_dateを、省略できて、 既定は 12月31日、 会計年度などでは 「6/30」のように 指定する、と 書かれています。 この 記事では、 既定(12月31日)で 確かめました。 - 使えない
場合 : 公式では、DirectQuery の 計算列や、 行レベル セキュリティの 規則では、 使えない、 ビジュアル計算での 使用は、 意味の ない 結果に なる 可能性が 高いため、 推奨されない、と 書かれています。
この記事で確認できたこと・できていないこと
確認日: 2026年10月20日。
確認できた
- 上の
2つの メジャーで、 累計と 年初来が 出た こと - 年初来が、
年が 変わると リセットされ、 累計は 続く こと - データの
ない 期間にも、 線が 水平に 伸びる こと
確認できていない
- 店舗ごとの
累計 - 日付が
欠けている ときの 動き - 線を、
データの 最後で 止める 方法 - 英語版での
名称
参考
- TOTALYTD 関数 (DAX)(Microsoft Learn)。
確認日 2026年10月20日。
この記事で使った用語
- Power BI Desktop
- Windows で動く、レポートを作るためのアプリです。データの取り込みとモデルの作成、レポートの作成に向いています。
- セマンティックモデル
- レポートやグラフに使える状態に整えた、データの元です。作り方の1つは、モデルを含む Desktop のファイルを、Power BI サービスにアップロードすることです。