BI探検ノート

Power BI で、商品コードが「合計」される(合計・平均・カウントを切り替える)

約4分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 動画で見る(3分6秒)
  2. 何が起きたか
  3. 直し方1: 表の中で、集計を切り替える
  4. 直し方2: 列の設定で、いつも「集計しない」にする
  5. 確認していないこと

確認日2026年10月25日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーの6行の CSV を使って確かめました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

表に商品コードを入れたら、数字が「合計」で足されて、2003 のような、意味のない値が出た。数字の列は、既定で「合計」される、という動きです。集計方法を、実機で切り替えて確かめました。

結論(30秒版)

  • 数字(整数など)の列は、既定で「合計」されます。商品コード(1001 など)も、データペインに「Σ」が付いて、表では足されました。
  • 表の中の列は、フィールドの右の矢印から、「集計しない」「平均」などに切り替えられます。「集計しない」で、コードが1行ずつ出ました。
  • どの表でも「集計しない」にしたいときは、列を選んで、「列ツール」の「要約処理」を「集計しない」にします。「Σ」が消えました。

動画で見る(3分6秒)

この動画は、練習問題の「問題と答え合わせ」です。ナレーションは、音声合成(Microsoft Haruka)です。動画は、YouTubeでも見られます。練習問題の、ページもあります。

何が起きたか

次の5列を持つ、6行の CSV を読み込みました(店舗ごとの商品の売上のダミーです)。

  • 店舗(渋谷、新宿、京都)、商品コード(1001〜1003)、単価、数量、売上

商品コード、数量、単価、売上の4列は、整数として読み込まれて、データペインに「Σ」が付きました。店舗は文字列で、マークが付きません。

表(テーブル)に、店舗、商品コード、単価、売上を入れると、次のようになりました。

  • 商品コードの列は、「商品コード の合計」になり、渋谷は 2003(1001 と 1002 の合計)、新宿は 2004、京都は 2005。合計の行は 6012 でした。
  • 単価の列は、「単価 の合計」で、合計の行は 9000 でした。

表。店舗ごとに、商品コードの合計が 2003、2004、2005、合計行が 6012 になっている

コードを足しても意味がありません。単価の合計(9000)も、「6行の単価を足した値」で、使い道がありません。

直し方1: 表の中で、集計を切り替える

表の列の設定で、フィールド(「商品コード の合計」など)の右の矢印を押すと、次のメニューが出ました。

  • 集計しない、合計、平均、最小値、最大値、カウント (一意の値のみ)、カウント、標準偏差、差異、中央値

フィールドのメニュー。集計しない、合計(チェック付き)、平均、最小値、最大値、カウント (一意の値のみ)、カウント、標準偏差、差異、中央値が並んでいる

商品コードを「集計しない」にする

「集計しない」を選ぶと、列名が「商品コード」になり、店舗と商品コードの組み合わせごとに、1行ずつ出ました(渋谷の 1001 と 1002、など)。

商品コードを集計しないにした表。店舗と商品コードごとに行が分かれ、単価の合計の行は 9000

単価を「平均」にする

単価を「平均」に変えると、列名が「単価 の平均」になり、合計の行は 1500.00 になりました(6行の平均です)。「.00」の小数点が付きました。

単価を平均にした表。単価の平均が 800.00 などになり、合計の行は 1500.00

直し方2: 列の設定で、いつも「集計しない」にする

どの表でも、商品コードを足さないようにするには、データペインで列を選んで、「列ツール」の「要約処理」を「集計しない」にします。選べるのは、次の7つでした。

  • 集計しない、合計、平均、最小値、最大値、カウント、カウント (一意の値のみ)

列ツールのリボン。要約処理のメニューに、集計しない、合計、平均、最小値、最大値、カウント、カウント (一意の値のみ) がある

「集計しない」にすると、データペインの「商品コード」から、「Σ」が消えました。

確認していないこと

  • 表のビジュアルで確かめました。縦棒グラフなど、ほかのビジュアルでの動きは、確かめていません。
  • 「カウント」と「カウント (一意の値のみ)」の違いは、この記事では試していません。
  • 商品コードを、テキスト型に変える方法(Σ が付かなくなるはず)は、試していません。
  • DAX のメジャー(AVERAGE など)で書く方法は、扱っていません。
  • Power BI サービスと、英語版の画面は、確かめていません。

この記事で使った用語

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