BI探検ノート

入門 練習問題 2 / 31

商品コードが合計されてしまう

目的(何のためにやるか)

商品コードのような「番号」を合計すると、意味のない数字が出ます。集計の種類(合計・平均・カウント)を、目的に合わせて選べるようになるための練習です。

状況

店舗・商品コード・単価・数量・売上の CSV を、表にします。商品コードが足されて 2003 のような値になります。

準備

  1. CSV をダウンロードします(ダミーのデータです)。
  2. Power BI Desktop で、CSV を読み込みます。やり方は、はじめかたにあります。

やること

  1. 店舗、商品コード、売上を表に入れて、商品コードの出方を確認する。
  2. 商品コードを、足さずに1行ずつ出す。
  3. どの表でも足されないようにする。

まず、下を見ずに、自分でやってみてください。うまくいかなければ、ここから下の解説を、上から順に、読みながら、やってみます。

動画で見る(3分6秒)

問題の説明のあと、一時停止して、自分で解く時間があります。そのあとに、実際の画面で答え合わせをします。

ナレーションは、音声合成(Microsoft Haruka)です。動画は、YouTubeでも見られます。

解き方(ステップごとの解説・画面つき)

  1. 何が起きたか

    動画で見る(3分6秒)

    この動画は、練習問題の「問題と答え合わせ」です。ナレーションは、音声合成(Microsoft Haruka)です。動画は、YouTubeでも見られます。練習問題の、ページもあります。

    次の5列を持つ、6行の CSV を読み込みました(店舗ごとの商品の売上のダミーです)。

    • 店舗(渋谷、新宿、京都)、商品コード(1001〜1003)、単価、数量、売上

    商品コード、数量、単価、売上の4列は、整数として読み込まれて、データペインに「Σ」が付きました。店舗は文字列で、マークが付きません。

    表(テーブル)に、店舗、商品コード、単価、売上を入れると、次のようになりました。

    • 商品コードの列は、「商品コード の合計」になり、渋谷は 2003(1001 と 1002 の合計)、新宿は 2004、京都は 2005。合計の行は 6012 でした。
    • 単価の列は、「単価 の合計」で、合計の行は 9000 でした。
    表。店舗ごとに、商品コードの合計が 2003、2004、2005、合計行が 6012 になっている
    表。店舗ごとに、商品コードの合計が 2003、2004、2005、合計行が 6012 になっている

    コードを足しても意味がありません。単価の合計(9000)も、「6行の単価を足した値」で、使い道がありません。

  2. 直し方1: 表の中で、集計を切り替える

    表の列の設定で、フィールド(「商品コード の合計」など)の右の矢印を押すと、次のメニューが出ました。

    • 集計しない、合計、平均、最小値、最大値、カウント (一意の値のみ)、カウント、標準偏差、差異、中央値
    フィールドのメニュー。集計しない、合計(チェック付き)、平均、最小値、最大値、カウント (一意の値のみ)、カウント、標準偏差、差異、中央値が並んでいる
    フィールドのメニュー。集計しない、合計(チェック付き)、平均、最小値、最大値、カウント (一意の値のみ)、カウント、標準偏差、差異、中央値が並んでいる

    商品コードを「集計しない」にする

    「集計しない」を選ぶと、列名が「商品コード」になり、店舗と商品コードの組み合わせごとに、1行ずつ出ました(渋谷の 1001 と 1002、など)。

    商品コードを集計しないにした表。店舗と商品コードごとに行が分かれ、単価の合計の行は 9000
    商品コードを集計しないにした表。店舗と商品コードごとに行が分かれ、単価の合計の行は 9000

    単価を「平均」にする

    単価を「平均」に変えると、列名が「単価 の平均」になり、合計の行は 1500.00 になりました(6行の平均です)。「.00」の小数点が付きました。

    単価を平均にした表。単価の平均が 800.00 などになり、合計の行は 1500.00
    単価を平均にした表。単価の平均が 800.00 などになり、合計の行は 1500.00
  3. 直し方2: 列の設定で、いつも「集計しない」にする

    どの表でも、商品コードを足さないようにするには、データペインで列を選んで、「列ツール」の「要約処理」を「集計しない」にします。選べるのは、次の7つでした。

    • 集計しない、合計、平均、最小値、最大値、カウント、カウント (一意の値のみ)
    列ツールのリボン。要約処理のメニューに、集計しない、合計、平均、最小値、最大値、カウント、カウント (一意の値のみ) がある
    列ツールのリボン。要約処理のメニューに、集計しない、合計、平均、最小値、最大値、カウント、カウント (一意の値のみ) がある

    「集計しない」にすると、データペインの「商品コード」から、「Σ」が消えました。

答え合わせ

自分で採点する数字

商品コードを「集計しない」にしたとき、表に商品コードが1行ずつ出る。「合計」のままなら、渋谷は 2003。

  • 既定では、商品コードが「合計」され、渋谷は 2003(1001 + 1002)、新宿は 2004、京都は 2005。合計の行は 6012。
  • 表の中の列は、フィールドの右の矢印から「集計しない」にすると、1行ずつ出る。
  • 列を選び、「列ツール」の「要約処理」を「集計しない」にすると、どの表でも足されない(データペインの「Σ」が消える)。

この解説は、実機(Power BI Desktop 日本語版 2.159.883.0)で確かめた記事から、まとめています。確認していないことは、記事の最後に書いています。
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確認日: 2026-10-25。CSV はダミーのデータで、無料です。