BI探検ノート

入門 練習問題 1 / 31

日付の列が日付にならない

目的(何のためにやるか)

日付が「日付」として読み込まれないと、年・月・日で集計したり、グラフの軸にしたりできません。読み込んだあとで、日付の型にそろえられるようになるための練習です。

状況

日付の書き方が違う7つの列を持つ CSV を読み込みます。どの列が日付として読まれ、どの列が読まれないでしょうか。

準備

  1. CSV をダウンロードします(ダミーのデータです)。
  2. Power BI Desktop で、CSV を読み込みます。やり方は、はじめかたにあります。

やること

  1. CSV を読み込み、各列のデータ型(日付/整数/テキスト)を確認する。
  2. 日付になっていない列を見つける。
  3. その列を、日付として使えるようにする。

まず、下を見ずに、自分でやってみてください。うまくいかなければ、ここから下の解説を、上から順に、読みながら、やってみます。

動画で見る(3分29秒)

問題の説明のあと、一時停止して、自分で解く時間があります。そのあとに、実際の画面で答え合わせをします。

ナレーションは、音声合成(Microsoft Haruka)です。動画は、YouTubeでも見られます。

解き方(ステップごとの解説・画面つき)

  1. 何が起きたか

    動画で見る(3分29秒)

    この動画は、練習問題の「問題と答え合わせ」です。ナレーションは、音声合成(Microsoft Haruka)です。動画は、YouTubeでも見られます。練習問題の、ページもあります。

    次のような、日付の書き方が違う6列と、売上を持つ、5行の CSV を読み込みました。

    • スラッシュ: 2026/10/01
    • 数字8桁: 20261001
    • ドット: 2026.10.01
    • ハイフン: 2026-10-01
    • 日本語: 2026年10月1日
    • 不明あり: 4行は 2026/10/01 の形で、1行(3行目)だけ「不明」

    Power BI Desktop が読み込み時に判定した型は、次のとおりです。

    • スラッシュ、ドット、ハイフン、日本語: 日付
    • 数字8桁: 整数
    • 不明あり: テキスト

    データペインでは、日付の列にはカレンダーのマークと、開く矢印(日付の階層)が付きます。整数の列には「Σ」、テキストの列にはマークが付きません。

    データペインのフィールド一覧。スラッシュ、ドット、ハイフン、日本語の4列にカレンダーのマークがあり、数字8桁と売上に Σ が付き、不明ありにはマークがない
    データペインのフィールド一覧。スラッシュ、ドット、ハイフン、日本語の4列にカレンダーのマークがあり、数字8桁と売上に Σ が付き、不明ありにはマークがない
  2. 直し方1: 整数の「20261001」を日付にする(DAX)

    テーブルを選んで、「新しい列」に、次の式を入れます。

    日付変換 = DATE(INT([数字8桁]/10000), MOD(INT([数字8桁]/100),100), MOD([数字8桁],100))

    作られた列は、型が「日付と時刻」になり、値に「00:00:00」が付きました。列ツールの「データ型」を「日付」に変えると、時刻が消えて、日付の階層も出ました。

    テーブルビュー。数字8桁の列の右に「日付変換」の列があり、2026年10月01日 木曜日 のように日付が入っている
    テーブルビュー。数字8桁の列の右に「日付変換」の列があり、2026年10月01日 木曜日 のように日付が入っている
  3. 直し方2: 「不明」が混ざって、テキストになった列(Power Query)

    ホームの「データの変換」で、Power Query エディターを開きます。

    置換しないで、型だけを日付にすると

    「不明あり」の列を選んで、型を「日付」にすると、「不明」の行が Error になりました(列見出しの下に、赤い線も出ます)。

    Power Query エディターで、不明ありの列を日付にした表。3行目だけが Error になっている
    Power Query エディターで、不明ありの列を日付にした表。3行目だけが Error になっている

    「不明」を置換してから、型を日付にすると

    1. 「不明あり」の列を選び、ホームの「値の置換」を開きます。
    2. 「検索する値」に「不明」と入れ、「置換後」は空のまま、OK を押します。
    3. データ型を「日付」にします。

    3行目は、Error ではなく null(空白)になり、ほかの行は日付のままでした。

    Power Query エディターで、不明ありの列を日付にした表。3行目が null になり、ほかの行は日付
    Power Query エディターで、不明ありの列を日付にした表。3行目が null になり、ほかの行は日付

答え合わせ

自分で採点する数字

「数字8桁」の列が整数になり、「不明あり」の列がテキストになっている(ほかの5列の日付は日付型)。

  • 「2026/10/01」「2026.10.01」「2026-10-01」「2026年10月1日」の列は、日付として読み込まれる。
  • 「20261001」(8桁の数字)の列は整数になり、日付の階層が出ない。
  • 1行に「不明」が混ざる列は、テキストになる。
  • 整数は DAX の DATE(INT(x/10000), MOD(INT(x/100),100), MOD(x,100)) で日付にできる。テキストは、Power Query で「不明」を置換してから型を「日付」にする(置換しないと、その行が Error)。

この解説は、実機(Power BI Desktop 日本語版 2.159.883.0)で確かめた記事から、まとめています。確認していないことは、記事の最後に書いています。
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確認日: 2026-10-25。CSV はダミーのデータで、無料です。