BI探検ノート

Power BI で、グラフの棒から詳細ページに移る方法(ドリルスルー)と、メニューが出ない場合

約4分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 準備: 詳細ページを作る
  2. 使い方: 棒を右クリックする
  3. メニューが出ないとき
  4. 公式の記載との照合
  5. この記事で確認できたこと・できていないこと
  6. 参考

確認日2026年10月20日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーのデータを使って確かめました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

店舗別の棒グラフで、気になる店舗の棒を右クリックして、その店舗の詳細ページに移りたい。「ドリルスルー」で、できました。メニューが出ない場合の条件も、実機で確かめました。

結論(30秒版)

  • 詳細ページの「ビジュアルの視覚化」の「ドリルスルー」の欄に、フィールド(ここでは「店舗」)を入れます。すると、そのページが、ドリルスルーの移動先になり、左上に「戻る」ボタンが自動で付きました。
  • 元のページで、棒を右クリックして、「ドリルスルー」から、詳細のページを選ぶと、移動します。移動先のページには、「店舗 が 新宿 である」のフィルターが入りました。
  • 棒がない余白を右クリックすると、メニューに「ドリルスルー」は出ませんでした。

準備: 詳細ページを作る

ダミーのデータは、10店舗の売上です。

  • ページ1: 店舗別の売上の棒グラフ。
  • ページ2(詳細ページ): 店舗の名前のカードと、月別の売上。

ページ2を選んで、視覚化ペインの「ドリルスルー」の欄の、「ドリルスルー フィールド…」に、「店舗」をドラッグします。

視覚化ペインの「ドリルスルー」の欄。「クロス レポート」のスイッチ(オフ)、「すべてのフィルターを保持する」のスイッチ(オン)、「店舗」のフィールドが入っている

同じ欄に、「クロス レポート」(既定オフ)と、「すべてのフィルターを保持する」(既定オン)の2つのスイッチがあります。

フィールドを入れると、ページ2の左上に、「戻る」ボタン(←)が、自動で付きました。

ページの左上に自動で付いた「戻る」ボタン(←)

編集画面で、普通にクリックすると、選択になるだけです。移動するには、Ctrl を押しながら、クリックします(ツールチップの説明です)。

使い方: 棒を右クリックする

ページ1で、棒(新宿)を、右クリックします。メニューの「ドリルスルー」から、移動先のページ(私の環境では「ページ 2」)を選びます。

棒を右クリックしたメニュー。コピー、データ ポイントをテーブルとして表示、テーブルとして表示、データのグループ化、含める、含めない、ドリルスルー、分析、グループ化、集計などが並んでいる

「ドリルスルー」のサブメニュー。移動先の「ページ 2」が出ている

ページ2に移動して、ページのフィルターに、「店舗 が 新宿 である」が入りました。

ドリルスルー後のページ2。ページのフィルターに「店舗 が 新宿 である」が入っている

メニューが出ないとき

棒のない余白を、右クリックしたところ、メニューに、「ドリルスルー」は、出ませんでした。データの点(棒)の上で、右クリックする必要があります。

余白を右クリックしたメニュー。「ドリルスルー」の項目がない

公式の記載との照合

Microsoft Learn(日本語版)「Power BI レポートのドリルスルー」(確認日 2026年10月20日)と、私の観察を、突き合わせました。

  • 設定と使い方: 公式の手順(新しいページを作り、視覚化ペインの「ドリルスルー」のウェルに、フィールドを入れる。フィールドを入れると、「戻る」ボタンが自動で付く。ビジュアルのデータ点を右クリックして、「ドリルスルー」から選ぶ)は、私の観察と合っています。
  • メニューが出ないとき: 公式の注意には、「ドリルスルー」がメニューに出ない場合は、右クリックしているビジュアルに、ドリルスルーのフィールドが含まれていることを確認する、このフィールドは、元のビジュアルと、ドリルスルーのウェルの、両方に必要、と書かれています。さらに、トラブルシューティングに、ソースのビジュアルで、フィールドが集計されていない(合計やカウントではない)ことも、確認する項目として、挙がっています。私が確認した「余白では出ない」点は、データの点を右クリックする、という公式の説明と合っています。
  • ボタンとレポート間: 公式には、ドリルスルーのボタンを足す方法、同じワークスペースの、別のレポートへのドリルスルー(Power BI サービスのみ)も、書かれています。この記事では、扱っていません。
  • ページ名: 公式は、ドリルスルーのページに、目的がわかる名前を付ける(「製品の詳細」など)ことを、勧めています。この記事のダミーでは、名前を変えていません。

この記事で確認できたこと・できていないこと

確認日: 2026年10月20日。Power BI Desktop(Windows、日本語版、2.159.883.0、未サインイン)、ダミーのデータ(店舗10)。

確認できたこと

  • 「ドリルスルー」の欄に、フィールドを入れると、移動先のページになり、「戻る」ボタンが自動で付くこと
  • 棒を右クリックして、「ドリルスルー」から移動できること。移動先に、「店舗 が 新宿 である」のフィルターが入ること
  • 余白を右クリックすると、「ドリルスルー」が出ないこと

確認できていないこと

  • メニューが出ない、ほかの条件(公式には、フィールドが一致していること、集計されていないことが、挙がっていますが、この記事では、試していません)
  • ページ名の変更の影響
  • 「クロス レポート」の動き
  • Power BI サービスでの動作
  • 英語版での名称

参考

この記事で使った用語

Power BI Desktop
Windows で動く、レポートを作るためのアプリです。データの取り込みとモデルの作成、レポートの作成に向いています。

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