BI探検ノート

Power BI のスライサーの見た目と選び方を変える方法

約5分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. スタイルを変える
  2. 選び方を変える: 「選択項目」の3つのスイッチ
  3. 公式の記載との照合
  4. この記事で確認できたこと・できていないこと
  5. 参考

確認日2026年10月20日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーのデータを使って確かめました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

スライサーは、既定では、縦のリストに、チェックボックスが並びます。見た目と、選び方は、「ビジュアルの書式設定」で変えられます。3つのスタイルと、3つの設定を、実機で確かめました。

結論(30秒版)

  • 「ビジュアルの書式設定」の「スライサーの設定」にある「オプション」の「スタイル」で、「バーティカル リスト」「タイル」「ドロップダウン」を選べます。
  • 「選択項目」に、3つのスイッチがあります。「単一選択」(既定オフ)、「Ctrl キーで複数選択」(既定オン)、「[すべて選択] オプション」(既定オフ)。
  • 「Ctrl キーで複数選択」がオンだと、普通にクリックしたとき、前の選択が置き換わります。複数選ぶには Ctrl を押しながらクリックします。オフにすると、クリックだけで、複数選べました。

スタイルを変える

店舗のスライサー(10店舗)を作りました。既定は、バーティカル リスト(縦のリスト)で、チェックボックスが付いていました。

既定のスライサー。店舗の名前が縦に並び、チェックボックスが付いている

「ビジュアルの書式設定」の「ビジュアル」タブで、「スライサーの設定」を開くと、「オプション」の中に、「スタイル」があります。選択肢は、「バーティカル リスト」「タイル」「ドロップダウン」です。

「ビジュアルの書式設定」の「スライサーの設定」。オプションの「スタイル」が「バーティカル リスト」で、下に「選択項目」がある

  • タイル: 店舗名が、四角いタイルになって並びました。

タイルのスタイルのスライサー。店舗名が四角いタイルで並んでいる

  • ドロップダウン: 閉じた状態では、「すべて」と出て、開くと、チェックボックスの一覧が出ました。

ドロップダウンのスライサーを開いた状態。チェックボックスの一覧が出ている

選び方を変える: 「選択項目」の3つのスイッチ

「スライサーの設定」の「選択項目」を開くと、3つのスイッチがあります。

「選択項目」の3つのスイッチ。単一選択(オフ)、Ctrl キーで複数選択(オン)、[すべて選択] オプション(オフ)

「Ctrl キーで複数選択」(既定オン)

  • オンのとき: 1つ目をクリックして、次に、別の項目を、そのままクリックすると、前の選択が置き換わります(新宿だけが残りました)。複数を選ぶには、Ctrl を押しながら、クリックします(渋谷と新宿の2つが選べました)。
  • オフにすると、クリックするだけで、複数を選べました(栄、京都、渋谷、新宿の4つ)。

「Ctrl キーで複数選択」をオフにした設定

「単一選択」(既定オフ)

オンにすると、ラジオボタンの表示になり、1つだけ選べます(別の項目をクリックすると、選択が切り替わります)。

「単一選択」をオンにした設定

「[すべて選択] オプション」(既定オフ)

オンにすると、一覧の先頭に、「すべて選択」が出ます。一部だけ選んでいる間は、部分的な選択の印(■)が出ました。クリックすると、全部が選ばれ、もう一度クリックすると、全部が解除されて、フィルターなしの状態(全10店舗が表示される状態)になりました。

「[すべて選択] オプション」をオンにした設定

公式の記載との照合

Microsoft Learn(日本語版)「Power BI のスライサーの概要」(確認日 2026年10月20日)と、私の観察を、突き合わせました。

  • スタイル: 公式には、スライサーのビジュアルは、縦方向のリスト、タイル、ドロップダウン、日付の選択などを、サポートする、と書かれています。私が確認した3つの名前と、合っています。
  • 「すべて選択」: 公式には、「[すべて選択] オプション」の場所は、「書式」ウィンドウの「Visual > スライサーの設定 > 選択項目」、と書かれています。さらに、「すべて選択」を選ぶと、すべての選択をクリアした場合と同じフィルター結果になる(スライサーは他のビジュアルをフィルターしない)、すべて選んだあとで一部を外すと、外した項目の「ではない」フィルター(反転選択)が適用される、と書かれています。私が見た、2回クリックすると全部が解除されて、フィルターなしになった動きと、合っています。
  • 検索と貼り付け: 公式には、スライサーの「…」メニューの「検索」(または Ctrl + F)で検索できる、Excel などの値を、貼り付けて、複数選択できる、と書かれています。この記事では、確認していません。
  • 選択のクリア: 公式には、スライサーのヘッダーの消しゴムのアイコンで、そのスライサーの選択を、すべてクリアできる、と書かれています。
  • ほかのスライサー: 公式には、リスト スライサー、ボタン スライサー、入力スライサーなど、別の種類のスライサーも、紹介されています。この記事は、「スライサー」のビジュアルを扱っています。

この記事で確認できたこと・できていないこと

確認日: 2026年10月20日。Power BI Desktop(Windows、日本語版、2.159.883.0、未サインイン)、ダミーのデータ(店舗10)。

確認できたこと

  • スタイルの3つの名前と、場所(スライサーの設定 > オプション > スタイル)
  • 「選択項目」の3つのスイッチの名前、既定値、動き(Ctrl キーでの複数選択、単一選択のラジオボタン、すべて選択の印)

確認できていないこと

  • スライサーの検索(公式には、「…」メニューまたは Ctrl + F と書かれています)
  • 日付のスライサーでの動き
  • 英語版での名称

参考

この記事で使った用語

Power BI Desktop
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