BI探検ノート

Power BI の折れ線グラフの縦軸が 0 から始まらない(Y 軸の「最小」を 0 にする)

約3分

濵口 翔長崎で、Power BI のつまずきを記録しています
目次
  1. 1. 最初の状態: 1000 から始まる
  2. 2. 「Y 軸」→「範囲」→「最小」
  3. 3. 0 から始まる
  4. 「最大」も入れられる
  5. 「最大」を、データの最大より小さくすると
  6. 確認していないこと

確認日2026年10月25日。Power BI Desktop(日本語版、2.159.883.0)で、ダミーの CSV(2024年1月から9日おきの60行、売上は 1,050 から 4,000 まで)を使いました。確認できていないことは、末尾にまとめました。

折れ線グラフを作ったら、縦軸が 0 ではなく、途中の数字から始まっていました。0 から始めたいときの手順を、実機で確かめました。

結論(30秒版)

  • 日付と売上の折れ線グラフを作ると、縦軸は 1000 から始まりました(データの最小は 1,050)。同じデータの縦棒グラフは、0 から始まっていました。
  • 「ビジュアルの書式設定」で「Y 軸」を検索すると、「範囲」の中に「最小」と「最大」があります。「最小」に 0 を入れると、縦軸が 0 から始まりました。
  • 最小を入れると、同じ範囲の「範囲を丸める」が、グレーに変わりました。

1. 最初の状態: 1000 から始まる

日付と売上にチェックを入れ、折れ線グラフにしました。縦軸の一番下は「1000」で、線は、左下の端から右上へ伸びています。

折れ線グラフ。縦軸の一番下が1000で、線が右上がりに伸びている

縦軸が途中から始まると、変化が大きく見えます。これは、データの最小値のあたりから軸が自動で決まるためです(私の画面で見えた動作です)。

2. 「Y 軸」→「範囲」→「最小」

「ビジュアルの書式設定」を開き、検索欄に「Y 軸」と入れました。「範囲」の中に、「最小」と「最大」(どちらも「自動」)と、「対数目盛り」「範囲の反転」「範囲を丸める」が並んでいます。

Y 軸の設定。範囲の中に、最小(自動)、最大(自動)、対数目盛り、範囲の反転、範囲を丸めるが並んでいる

「最小」の欄に 0 を入れて、Tab を押しました。

3. 0 から始まる

縦軸が「0K」から「4K」になり、線は、縦軸の 0 のずっと上から始まる形に変わりました。

最小を 0 にした後。縦軸が0Kから4Kで、線が1Kあたりから右上へ伸びている

このとき、「範囲を丸める」のスイッチが、グレーに変わりました。理由は確かめていません。

「最大」も入れられる

「最小」の下の「最大」に 6000 を入れて Tab を押すと、縦軸が「0K」から「6K」になりました。線は同じ(1K〜4K)ですが、グラフの上のほうに、空きができました。

最大を 6000 にした後。縦軸が0Kから6Kで、線は下のほうに寄っている

「最大」を、データの最大より小さくすると

縦棒グラフ(店舗3つの売上。最大は新宿の 2,150,320)で、「最大」に 1800000 を入れて確かめました。折れ線グラフではなく、縦棒グラフでの結果です。

最大を 1800000 にした縦棒グラフ。新宿と渋谷の棒の上が切れて、ほぼ同じ高さに見える

  • 縦軸は、1.5M の少し上(1.8M)までになりました。
  • 新宿(2,150,320)の棒は、上が切れて、グラフの上端で止まりました。渋谷(1,780,122)も上端のすぐ下で、2本がほぼ同じ高さに見えました。実際は、新宿のほうが 37 万ほど大きいです。
  • データ ラベルは、棒の中(白い字)に出ました。
  • 「範囲を丸める」は、このときもグレーになりました。

最大をデータの最大より小さくすると、大きい値が小さく見えて、見る人を誤解させます。数字だけが正しいので、意図があるときに限るのが安全です。

確認していないこと

  • 複数の線があるとき、第2 Y 軸の設定は、確かめていません。
  • 折れ線グラフで「最大」をデータの最大より小さくしたときは、確かめていません(縦棒グラフでだけ確かめました)。
  • 縦棒グラフで、軸を 0 以外から始める設定は、確かめていません(棒グラフは、私の画面では 0 から始まっていました)。
  • データに負の値があるときの動きは、確かめていません。
  • 「範囲を丸める」がグレーになった理由は、確かめていません。