BI探検ノート

基本 練習問題 31 / 31

店舗×月の表(マトリックス)を作る。「1月」が日付になったときの直し方

目的(何のためにやるか)

店舗ごとの売上を、月ごとに、横に並べた表(クロス集計)を作れるようになるための練習です。あわせて、CSV の「1月」が日付として読まれたときの、直し方も、身につけます。

状況

10店舗の、1月〜3月の売上の CSV(30行)です。店舗ごとに、月を横に並べた表を、マトリックスで作ります。

準備

  1. CSV をダウンロードします(ダミーのデータです)。
  2. Power BI Desktop で、CSV を読み込みます。やり方は、はじめかたにあります。

やること

  1. CSV を読み込み、店舗を行、月を列、売上を値にした、マトリックスを作る。
  2. 月が「January」などの英語になっていたら、「1月」「2月」「3月」の文字に直す。

まず、下を見ずに、自分でやってみてください。うまくいかなければ、ここから下の解説を、上から順に、読みながら、やってみます。

解き方(ステップごとの解説・画面つき)

  1. マトリックスを作る

    「店舗」「月」「売上」にチェックを入れ、ビジュアルを「マトリックス」にします(テーブルの、右隣のアイコンです)。ビルドの欄には、「行」「列」「値」が並びます。

    マトリックスの、ビルドの欄。行、列、値が並んでいる
    マトリックスの、ビルドの欄。行、列、値が並んでいる

    チェックを入れた順に、「月」が行、「店舗」が列に、自動で入りました。欄の中で、ドラッグして入れ替えると、「店舗」が行、「月」が列になりました。

    店舗を行、月を列にしたマトリックス。1月、2月、3月が列に並び、右端と下に合計が出る
    店舗を行、月を列にしたマトリックス。1月、2月、3月が列に並び、右端と下に合計が出る
  2. 「January」になった(日付として読まれた)

    はじめに、「月」を列に入れたときは、列が、「年(2026)」「四半期(1)」「January」「February」「March」の階層に、なりました。

    マトリックス。年 2026、四半期 1、January、February、March と、階層で並んでいる
    マトリックス。年 2026、四半期 1、January、February、March と、階層で並んでいる
  3. 原因: Power Query の「変更された型」

    「データの変換」で、Power Query エディターを開くと、「適用したステップ」の「変更された型」で、「月」が日付(type date)に、変えられていました。

    Power Query エディター。数式バーに、月を type date に変える式が出ている。月の列は、2026/01/01 の形
    Power Query エディター。数式バーに、月を type date に変える式が出ている。月の列は、2026/01/01 の形
  4. 直し方: ステップを削除して、売上の型だけ戻す

    「変更された型」のステップを、削除(ステップの「×」)すると、「月」が「1月」「2月」「3月」の文字に、戻りました。ただし、売上も、文字(ABC)に戻りました。売上の列を選び、「データ型」を「整数」に変えると、新しい「変更された型」のステップが、できて、売上だけが、整数になりました。「月」は、文字のままです。

    Power Query エディター。月は文字(1月、2月、3月)、売上は整数。数式バーに、売上だけを Int64.Type にする式が出ている
    Power Query エディター。月は文字(1月、2月、3月)、売上は整数。数式バーに、売上だけを Int64.Type にする式が出ている

    「閉じて適用」を押して、マトリックスを作り直すと、列が、「1月」「2月」「3月」の順で並びました(上の、最初の画像です)。

答え合わせ

自分で採点する数字

店舗が行、1月・2月・3月が列の表になり、合計が 62,900(1月 21,500、2月 20,200、3月 21,200)。

  • ビジュアルを「マトリックス」にし、店舗を行、月を列、売上を値に入れる。チェックを入れた順に、月が行、店舗が列に、自動で入るので、ドラッグで入れ替える。
  • 月が日付として読まれていると、列に年・四半期・January などの階層で出る。Power Query の「変更された型」のステップで、月が日付(type date)に変えられているのが原因。
  • 「変更された型」を削除すると、月は「1月」の文字に戻る。売上も文字になるので、売上の列の型だけ「整数」に戻して、「閉じて適用」する。

この解説は、実機(Power BI Desktop 日本語版 2.159.883.0)で確かめた記事から、まとめています。確認していないことは、記事の最後に書いています。
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確認日: 2026-10-25。CSV はダミーのデータで、無料です。