曜日が月〜日の順に並ばない
目的(何のためにやるか)
曜日ごとの傾向を、月から日の、自然な順で見せるための練習です。曜日の文字は、そのままでは、並び順が、おかしくなります。
状況
曜日・曜日番号・来店数の7行です。曜日を軸にした棒グラフは、来店数の多い順に並んでしまいます。
準備
- CSV をダウンロードします(ダミーのデータです)。
- Power BI Desktop で、CSV を読み込みます。やり方は、はじめかたにあります。
やること
- 曜日を軸、来店数を値にした棒グラフを作り、並びを確認する。
- 月〜日の順に直す。
まず、下を見ずに、自分でやってみてください。うまくいかなければ、ここから下の解説を、上から順に、読みながら、やってみます。
解き方(ステップごとの解説・画面つき)
何が起きたか
曜日と来店数のダミーデータ(月〜日の順に 120、95、110、105、160、240、210)で、棒グラフを作りました。軸は曜日、値は来店数の合計です。
並びは、土・日・金・月・水・木・火でした。

曜日を軸にした棒グラフ。左から土、日、金、月、水、木、火の順で、来店数の多い順に並んでいる 並べ替えの設定を見ると、既定が「来店数 の合計」の降順になっていました。曜日の順ではなく、値の大きい順に並べ替わっていたわけです。
直し方
1. 曜日の列に「列で並べ替え」を設定する
曜日と同じ粒度の、曜日番号の列(月=1、火=2、…、日=7)を用意します。この記事では、CSV に、最初から曜日番号の列を入れていました。番号の列を、あとから作る方法は、確認していません。
- データペインで「曜日」の列を選びます。
- リボンに出る「列ツール」タブの「列で並べ替え」を押します。
- 「曜日番号」を選びます。

「列ツール」タブの「列で並べ替え」を押したメニュー。曜日、曜日番号、来店数が並んでいる 2. グラフの並べ替えを「曜日」の「昇順」にする
- グラフの右上の「…」を押します。
- 「条件 の並べ替え」(画面の表示のとおりです)を選び、「曜日」にします。
- 「昇順で並べ替え」にします。

グラフの「…」メニューの「条件 の並べ替え」。「曜日」と「昇順で並べ替え」にチェックが入っている 月・火・水・木・金・土・日の順になりました。

曜日を軸にした棒グラフ。左から月、火、水、木、金、土、日の順に並んでいる なぜ2か所なのか
観察できたのは、次のとおりです。
- 「列で並べ替え」を設定していない状態で、グラフの並べ替えを「曜日」の昇順にすると、火・金・月・水・土・日・木の順になりました。文字としての順(五十音順)でした。
- 「列で並べ替え」に曜日番号を設定してから、グラフの並べ替えを「曜日」の昇順にすると、月〜日の順になりました。
つまり、グラフの並べ替えが「値」のままだと、列の設定は使われません。軸の列(曜日)で並べ替えると、はじめて、列で並べ替えた順が使われる、と考えられます。
並ばないときに見ること
公式ドキュメントには、次の注意があります(Microsoft Learn「Power BI で 1 つの列を別の列で並べ替える」)。
- 2つの列の粒度が同じであること。曜日と曜日番号は、1対1で対応させます。
- 並べ替えに使う列の値が、重複しないこと。重複があると「並べ替えにこの列を使用できません」と出ます。
- 番号が文字列として入っていると、期待した順にならないことがあります。数値にします。
- 「列で並べ替え」が選べないときは、レポートビューにいるかを確認します。
月名の場合
「1月」「2月」のような月名の CSV を読み込むと、私の環境では、データ型の検出で、日付(2026/01/01 など)に変換されました。この場合は、時系列で並ぶので、同じ問題は起きませんでした。「データ型を検出しない」を選ぶと、1行目が見出しにならず、全列が文字列になりました。
この記事の曜日のように、文字のまま使う列には、上の手順が必要です。
答え合わせ
自分で採点する数字
左から「月、火、水、木、金、土、日」の順に並ぶ(最初は「土、日、金、月、水、木、火」)。
- 最初は土、日、金、月、水、木、火の順(来店数の合計の降順)になる。
- 「曜日」の列を選び、「列ツール」の「列で並べ替え」で「曜日番号」を選ぶ。
- そのうえで、グラフの「…」メニューの「並べ替え」を、「曜日」の「昇順」にする。
この解説は、実機(Power BI Desktop 日本語版 2.159.883.0)で確かめた記事から、まとめています。確認していないことは、記事の最後に書いています。
元の記事を読む →
確認日: 2026-10-25。CSV はダミーのデータで、無料です。