Shift-JIS の CSV を、文字化けなく読み込む
目的(何のためにやるか)
日本語の CSV(特に Shift-JIS)を、文字化けさせずに読み込めるようになるための練習です。
状況
日本語の Windows でよくある、Shift-JIS の CSV です。読み込みの画面で、文字が化けていないかを確認します。
準備
- CSV をダウンロードします(ダミーのデータです)。
- Power BI Desktop で、CSV を読み込みます。やり方は、はじめかたにあります。
やること
- CSV を読み込む前のプレビューで、「元のファイル」(文字コード)を確認する。
- 化けているときに、直す場所を確かめる。
まず、下を見ずに、自分でやってみてください。うまくいかなければ、ここから下の解説を、上から順に、読みながら、やってみます。
解き方(ステップごとの解説・画面つき)
化けたときの見た目
Shift-JIS で保存した CSV(店舗名・商品名・売上の10行のダミー)を、「データを取得」の「テキスト/CSV」で開きました。プレビューの上には、「元のファイル」「区切り記号」「データ型検出」の3つの選択欄があります。
私の環境では、「元のファイル」は、自動で「932: 日本語 (シフト JIS)」が選ばれ、化けませんでした。化けた状態を作るために、「元のファイル」を、手で「65001: Unicode (UTF-8)」に変えました。すると、日本語の列が、すべて化けました(数字の列は、化けません)。

プレビューの画面。「元のファイル」が「65001: Unicode (UTF-8)」で、日本語の2列が「�X��」のような文字になっている。売上の数字は読める 直し方1: 読み込む前に、プレビューで直す
- プレビューの「元のファイル」を開きます。
- 文字コードを選びます。リストには、「932: 日本語 (シフト JIS)」「65001: Unicode (UTF-8)」「51932: 日本語 (EUC)」「50220: 日本語 (JIS)」などがあります。
- プレビューが、正しい日本語になったことを確認して、「読み込み」(または「データの変換」)を押します。

「元のファイル」のリストを開いた画面。「932: 日本語 (シフト JIS)」が選ばれ、そのほかの文字コードが並んでいる どの文字コードか分からないときは、日本語のシステムで作った CSV なら、まず「932: 日本語 (シフト JIS)」、Excel の「CSV UTF-8」や、多くのツールの書き出しなら、「65001: Unicode (UTF-8)」を、試します(私の経験則で、公式の説明ではありません)。
どの文字コードか調べたいときは、CSV の文字コード判定の道具があります(ファイルは、ブラウザの中だけで読まれます)。判定は推定で、外れることがあります。
直し方2: 読み込んだあとに気づいたとき
「データの変換」で、Power Query エディターを開きます。
- 「適用したステップ」の「ソース」の、右の歯車を押します。
- 「コンマ区切り値」のダイアログの、「元のファイル」を変えて、OK を押します。

ソースの編集ダイアログ。「元のファイル」が「65001: Unicode (UTF-8)」で、その上に「形式を指定してファイルを開く」、下に「改行」と「区切り記号」の欄がある 数式バーの、
Csv.Document(...)の中のEncoding=65001が、Encoding=932に変わります。「ソース」のテーブルは、正しい日本語になりました。「変更された型」が失敗したら
私の環境では、このあと「変更された型」のステップが、次のエラーで失敗しました。

「変更された型」の数式バーとエラーの表示。化けた列名を参照していて、「テーブルの列 '�X��' が見つかりませんでした」と出ている 化けていた列名を、ステップの数式が覚えていたためと考えられます。「変更された型」のステップを、×で削除すると、「昇格されたヘッダー数」のテーブルが、正しい列名(店舗・商品名・売上)で表示されました。

「変更された型」を削除したあとのテーブル。列名は店舗、商品名、売上で、日本語が正しく表示されている 型(売上を整数にする、など)は、改めて設定が必要です。
答え合わせ
自分で採点する数字
見出しが「店舗、商品名、売上」と読め、店舗名・商品名が文字化けしていない。
- プレビューの「元のファイル」で、Shift-JIS なら「932: 日本語 (シフト JIS)」を選ぶ。UTF-8 なら「65001: Unicode (UTF-8)」。
- 読み込んだあとに気づいたときは、Power Query の「ソース」の歯車から、同じ項目を変えられる(あとの「変更された型」が失敗するときは、そのステップを削除する)。
- 私の環境(日本語の Windows)では、自動の判定で化けなかった。化ける条件は、再現できていない。
この解説は、実機(Power BI Desktop 日本語版 2.159.883.0)で確かめた記事から、まとめています。確認していないことは、記事の最後に書いています。
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確認日: 2026-10-25。CSV はダミーのデータで、無料です。